Patagoniaの"The Footprint Chronicles"というWebサイトが気になっている。
Patagoniaは数あるアウトドアブランドの中で最も好きなブランドだ。もともとは小笠原やバンクーバー島へホエールウォッチングやシーカヤックに出かけた時に、現地のガイドの人たちが身につけている姿が格好良かったというのが好きになったきっかけではあるが、最近ではブランドとして自己主張があるというのか、存在感があるところが気に入っている。
この"The Footprint Chronicles"は、Patagoniaがプロダクトを生産していくこと自体が、環境に"footprint"つまり「足跡」を残していくことであり、この「足跡」をできるだけ抑えるようにかえていかなければいけない、という考え方に基づいている。そこで彼らのプロダクトのいくつかを例に挙げて、それらが世界のどの都市で製造工程が実施されるかを世界地図で示し、各製造工程においてどのように環境への影響を抑えることに取り組んでいるかを紹介するサイトになっている。
例えばポロシャツで言えば、デザインはカリフォルニアで行われるが、トルコで収穫されたオーガニックコットンをタイへ持ち込み、タイで紡績と裁縫が行われてポロシャツの形となり、最後にネバダで製品検査を行ったうえで世界中へ向けて出荷される。Patagoniaの社員に限らず関連するパートナー企業にもインタビューした写真と映像が公開されている。
このようなWebサイトを作成する意図はなんだろうか、少し考察してみた。まず、顧客である購入者に対しては、店舗で購入するだけではなかなか理解できないPatagoniaのプロダクトの品質の良さならびに積極的な環境問題の取り組みをわかりやすいメッセージとして伝えることができるだろう。次に、プロダクトを生産するPatagoniaならびに関連のパートナー企業にとっては、Patagoniaの環境問題に対する考えを関係者で共有することで更なる活動への促進ができるだろう。またライバル企業も刺激を受けて環境問題に積極的になれば全体の効果は大きくなるに違いない。
話は横道にそれるが、Patagoniaが保温性と速乾性を重視したプロダクトに取り入れているCapileneという素材があるのだが、このWebサイトを見て初めてこれが日本の帝人のものであるこを知った。またこのCapileneやフリースのリサイクルも帝人が行っているらしい。Patagoniaが出すメッセージの裏で日本の帝人が活躍しているとは驚きだ。帝人に興味がわいてきた。
Apr 30, 2008
Patagonia, The Footprint Chronicles
投稿者 Masahiro Goshima 時刻: 11:25 PM
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